結婚するなら金銭感覚のあう相手を選ぶことは大切ですよね。浪費家の男性はすぐにわかりそうなものですが、ケチと倹約家の違いって知っていますか？

同じように見えるケチと倹約家ですが、このふたつは似ているようで全く違う性質を持っています。気になる彼はどちらのタイプか…ケチと倹約家の違いを紹介します。

1.そもそもケチと倹約家の違いって？

混同されがちなケチと倹約家ですが、この２つにはどういう違いがあるのでしょう。調べてみると、国語辞典である大辞林には次のように記載されています。

• ケチ・・・出すべき金銭や品物を必要以上に惜しむこと。こせこせして卑しいこと。
• 倹約・・・物や金を無駄遣いしない人のこと。

つまり、ケチな人は何事に対してもお金を使いたくないタイプの人間ということですね。お金への執着のあまり、自分が出すべき場面でもどうにか誤魔化そうとする卑しい性格も想像できます。

ギャンブルやお酒などにも縁がなく安心できる反面、付き合いが長くなるほどにあなたのお金にも影響を及ぼし、次第に窮屈に感じていくかもしれません。

それに対して、倹約家が抑えているのは出費全般ではなく「無駄」です。必要不可欠なもののみ選択し、なくても困らないものは我慢する。もしくはより出費を抑えて手に入れる方法を模索する堅実な性格の持ち主でしょう。結婚相手としてこの上ない人物と言えるでしょう。

これらを踏まえたうえで、ケチと倹約家の具体的な特徴を見ていきましょう。

2.ケチと倹約家の違いって？

１・お祝いをしぶる＝ケチ！

大人になると昇進や結婚、出産など人を祝う場面が増えてきます。これらの出費は確かに痛いものですが「なんで俺が行かなきゃいけないんだ」など文句を言う、お祝い金を相場より少なめに包もうとする男性は要注意。人のためにお金を使いたくない彼はケチかもしれません。

人を祝おうとする気持ちにまさしく「ケチ」をつける行為は、一緒にいるあなたの心も荒ませるでしょう。

２・物持ちが良く、状態がいい＝倹約家

靴やスーツなど、長期間きれいに使えている彼は倹約家でしょう。物を大切にし、手入れを怠らない性格は「マメ」の一言です。

賢い倹約家の人は基本的に衣服や装飾品に必要以上にお金をかけませんが、コートや靴など長く使えるものにはきちんとお金を出していることが多いです。安いものを買って頻繁に買い替えるより、良いものを長く使った方が結果として得であるためです。

一方ケチな人は何事も安いものを選びます。また、メンテナンス費もしぶってしまうため、傷んでも汚れても、お店のクリーニングにも出すことはあまりありません。結果、どこか手入れが行き届いていない印象を受けるでしょう。体形にあっていない洋服を着続けている可能性も。

３・割り勘の食事で、他人に大盛りを頼むよう勧める＝ケチ！

デートのときの食事代が割り勘というカップルは意外と多いのではないでしょうか。そこまでは良いとして、あなたに大盛を頼むように仕向ける彼には注意が必要です。

お腹がいっぱいになった頃、タイミングを見計らったように「食べきれないなら俺がもらうよ！」そんな風に笑顔で詰め寄ってくるかもしれません。あたかも好意のように提案しつつ、少しでもお得に他の料理も食べたいだけでしょう。

彼って優しい！なんて惑わされないように…。

４・クーポン利用やポイント管理＝倹約家

最近はネット限定クーポンや事前予約特典はあなどれません。大きな割引率のクーポンがこっそり配布されていることも。知らないと損してしまうことを調べて利用する行動は、まさに「ムダ」を省く倹約家そのものです。

また、ポイントに関してもクレジットカードや電子マネーなどの日々使うものは意識して利用するとあっという間に貯まります。ポイントに応じて限定プレゼントに引き換えられることもあるので、もしかするとそちらが目的の可能性も。

しかし、クーポンで安くなるだけの美味しくない飲食店ばかりを利用したり、あなたの買い物のポイントまで自分のカードに付加しようとする場合はケチ男と思って間違いありません。

５・プレゼントをあげたことを強調する＝ケチかも？

彼があなたにあげたプレゼントのことをやたら引き合いに出してばかりの彼も要注意です。

プレゼントしてもらってから数ヶ月も経っても「俺がやってやった」感を醸し出す男性は危ないです。本当はお金を使うことに抵抗があったのに、気持ちを振り絞るようにしてプレゼントしたため、それに対する見返りを必要以上に求めているのでしょう。

ただし、プレゼントを気に入ったかが不安でやたらと使い心地などを聞いてくる場合もあるので、頻繁なプレゼントの話＝ケチとは限りません。

６・家電はいいものを買う＝倹約家

彼のおうちに行く機会があったら、注意深く観察してみましょう。家賃も家具も安く抑えているのに、なぜか家電はピカピカ。これは倹約家の賢い男性だと言えるでしょう！

家電も良いものを買うと長く使えます。また、最新のものは省エネであることが多いので、電気代のことまで考えての決断ならば尚良しです。

キッチン家電も注目です。冷凍スペースがしっかり確保された冷蔵庫やオーブンレンジ、コーヒーメーカーなどがあれば家で食事することが多いはずです。家で過ごす時間も大切にできる男性は、大金を使わずともストレス解消のできる堅実な男性でしょう。

ケチは依存する、倹約家は工夫する

ここではほんの一例をあげましたが、簡単にまとめるとケチな人は他人のお金を頼りにし、依存することで自分のお金だけを守ろうとします。一方、倹約家は出費を仕方ないとしつつも、工夫して出来る限り支出を抑えます。

お金の考え方の違いは、付き合いが長く濃くなるほど苦しくなってきます。ぜひチェックしてみてくださいね。